拓馬さんの言葉と歌は気持ちがすごくこもっているので、直に心にぶつかってきてとても心地良い反面、とても痛いです。 カスタネットの挿入歌でどぶろくが歌っていた「ないないなんにもない、誰もいない」は本当につらかった。 拓馬さんが紡ぎだす物語は、ひとりぼっちという傷をよく抉ってくるのですごく共感するし、共感するから聞くのが怖い。 それでもやっぱり見たい、聞きたいと思えるのは物語と語り部が素敵だからですね。 言葉が武器になるっていうのはとてもよくわかります。 なので極力言わないようにしてますが、面白い響きの言葉で代用するっていうのがとても斬新で面白いです。 でも気持ちも武器になるので、面白い言葉で代用したとしても人を傷つけることは簡単だと思ってます。 「はぁ?」の一言でも気持ちがこもっていれば傷つけることは簡単ですよね。 そう思うと話すってことがとても恐ろしいことに思えてきます。 言葉を入れる花瓶があるなら、私は気持ちを浄化する浄水器みたいなものを口に入れときたいです。 映像とのコラボも素敵でした。ただ、文字が潰れて字幕が見えづらかったかなぁと個人的には思いました。 音楽が全体的にすごく好みです。開演までワクワクして待つことができました。 即興劇はずっと見ていたくなるくらい楽しかったです。随所に笑いを入れられるって本当にすごいなぁって思います。 (前回の暗がり朗読会、虹色の猫と砂時計が好きです。前回アンケート書けなかったので) 拓馬さんの才能に、毎回泣きたくなるくらい落ち込むし嫉妬します(笑) それでもやっぱり見たいから、来月も楽しみにしています。
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